あらすじ
ある家庭にて、お父さん(佐々木蔵之介)が7年前に、犯罪を犯します。娘の彼氏が、娘に危害を与えるところだったのです。そして、娘の彼氏をお父さんは殺害します。
さらに、娘の彼氏の父親がお父さんを見つけ出し、殺害されたことを装って、自殺します。その死体をお母さんとともに、山へ埋め、7年間、隠し通すのです。
その設定自体、結構なことをこの夫婦、やってますね。
事件が発覚する!
そんな中、大雨によって、土砂崩れが起きます。土砂崩れにより夫婦が隠した死体が出てきます。そこから捜査が始まり、警察の手が伸びます。また半グレ組織もお父さんに迫ります。
お父さんは、半グレ組織の殺し屋「久保」に恨みを持つ少年と手を組み、組織を使われていないホテルに呼び出します。そして久保と戦います。結果久保を殺しますが、少年も重傷を負います。
そこに現れた、間島恭一は、7年間身元を隠していました。そしてお父さんと手を組み、組織を倒そうとします。組織の組長と対峙しているとき、娘がやってきます。警察官の娘です。その警察官の娘は、お父さんと組長との戦いを阻止し、何とか死ぬことはなくなります。
いろいろあったうえでの、エンディング
父と娘は、思い出の砂浜に立っています。そして娘に家族を守ることを託します。家族の思い出となったあの砂浜で娘は父親に手錠をはめるのでした。
父親は家族のために夫と父親の自分を手放します。「いつか全てが許される日が来るのだろうか」
と失意の気持ちとなるのでした。
ラストシーン
お父さんは刑務所の中で娘から来た手紙を読みます。娘からの手紙は
娘がお父さんをおんぶしている、飛び出すメッセージカードでした。「父親も支える。父親も家族である。」そのようなメッセージが感じ取れました。
たぬぽんの観方
今回の作品は娘を、家族を、大切にする父親の話です。とんでもないストーリーでありましたが、「父親が家族を思う気持ち」その強さが現れた作品でした。
しかし組長の言っていたこともわかります。自分の家族の為なら、他の家族を殺してもいいのか?
そんなところも、この映画の疑問点なのかもしれません。
しかし半グレ組織はもっと多くの人を殺してきているはずなのですが・・・
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